鮎の風 理念



  古く万葉集碍者にとっていつまでも幸せの風であり続けたいとおもってます。



  「障碍者支援センター鮎の風」は、2007年7月、社会的、経済的自立をしようとする障碍者のための施設として、長年小、中、高、養護学校の教育に携わってきた先生方によって開設されました。
  養護学校高等部卒業生は、「就労につながる生徒」と「就労にあと一歩結びつかない生徒」がいます。
  また、一般就労ができたとしても「低賃金」、「過重労働」、「障碍への認知度の低さ」、「対人関係」、「社会経験の低さ」などの大きな壁にぶつかっています。


  鮎の風は、一般就労を果たせなかったり、離職せざるを得なくなった人たちが壁を乗り越え自立するための技術や知識を可能な限り習得できるように日々支援しています。

  日本は、バブル崩壊後の厳しい厳しい経済環境が平成と、令和と続いており彼らの経済的自立は困難な状態です。

  鮎の風では、各人が安定した収入を得、社会的、精神的にも自立していけるよう企業現場により近いかたちの就労環境を目指して今後も施設の運営を行っていきます。

  開設以来、相談窓口を設置し近隣の養護学校、福祉施設などの職場自習の受け入れを積極的に行ってきました。
  今後は、小中高の児童生徒が「仕事や福祉」を学ぶための自習先として障碍者の方を雇用していこうとする企業関係の方々が、情報交換をする場としても広く開放していきたいと思っています。



代表 大塚 祐二